その761話。南部から。
RAY FRANKLIN ORCHESTRA Spotliting ART BENTON -
Look At Your Self /Um Hum (Chris 110)
70年代のメンフィスからですが、長ったらしいアーティスト名、また"Spotliting"とは他にあまり類を見ない表現ですね。土地柄かサザン・スタイルのミディアム。強烈な個性はありませんが、「ひぇ〜」と声が裏返る辺りはナカヲさんの好みに入りますかね!?中級のシンガーと言ったところでしょう。裏もまずまずのスロー。同じシンガーがヴォーカルを取ってます。
その762話。ルイジアナから。
DENNIS LANDRY - Miss Hard To Get /M'm' M'm' Good (Soul Unlimited 101)















Johnny Truittも出ているレーベルからUn Knownシンガーの作品。これが72年の1枚目で、74年にもう1枚出ているようです。カスレ声がファンキー・ソウルにピッタリとハマった作品で、結構イケてますよ。大辞典には「JOE TEXとLEE FIELDS系のハスキー・ヴォイス」と書いてあります。なるほど、そんな感じも受けますかね!?裏はスローですが、アレンジに凝り過ぎで曲がちょっと難解。歌は良いので、もう少しストレートにやって欲しかった。
その763話。西海岸!?。
TOMMY YOUNGBLOOD - Do You Know /Cryin' Over You (Skylark 560)
アーリー・タイプです。TOMMY DODSONと同じレーベルならL.A.です。ただ、見る限り、あちらとはレーベル・デザインも違ってまして"R&B INDIES"にもこのレーベルの記載はあるものの、両TOMMYは欠落しています。しかし、番号に関連性はありそう。ま、それはさて置き、内容はこれがまた、小回りの利かない重戦車タイプ。しかし、重量感はバツグンです。表のジャンプは曲自体、一本調子ですが、ゴスペル界から降りて来たてのような無垢な感じのノリです。裏はミディアムで、こちらはDODSONの初期のと同じような香りを感じました。
その764話。NYからクック系。
LARRY HALE - Sometimes /In Front Of Her House (U.A. 701)
これは「今週の7インチ」で教わった人。あの盤ではありませんが、取りあえず1枚捕獲しました。BERT BERNS PRO.制作です。片面はどうって事ない出来ですが、もう片面がクック系の好曲でした。こういうのは無条件に頬が緩んでしまっていけません。クック系っていうだけで合格ですが、もうすぐClumbia盤も到着します。某オクにて音が確認出来ての購入でした。到着次第、貼りますが更にエンジン全開のパワフル・モードである事を予告しておきます。
その765話。(アーリー)フィリーから。
ファンタスティク・ジョニーC - ホースでいこう! /クール・ブロードウェイ (London 1292)
アーリー・フィリーで最も熱いナンバーと言えばKENNY HAMBERの「Let's Do That Camel」で、それと双璧を成すのが、この「ホースでいこう!,原題:Hitch It To The Horse」だと個人的には思っています。双方共通して言える事ですが、こういうのは耳じゃなくて体で聴くのが正しい聴き方。全篇これ熱い!!!Not Onです。おっと、、忘れるところでした。"Horse"の火付け役はCLIFF NOBLES、仕掛人はJESSE JAMES & BOBBY MARTINであることをお忘れなく。
その766話。テキサスから。
JESSE LANGFORD - Where's Your Heart /We'll Take Our Last Walk Tonight (Pacemaker 800)
JOHNNY ADAMSも出ているPacemakerから。JOHNNYは3枚出ていて、内1枚がまだ揃いません。さて、これはアンノウン・シンガーですが、JOHNNY同様、HUEY P. MEAUXのプロデユースです。声が結構良いですね。こういう声のシンガー、誰かに似ていると思いますが、今ぱっと思い出せません。ミディアム・テンポに乗って結構良い感じで歌ってます。裏は曲が今イチ。
その767話。NYから。
CHARLES LATTIMORE - One Woman's Man /I Done Got Over (Festival 706)
キャリアのある方から見れば、既にベーシックと呼べるお皿かも知れませんね。私もやっと手にする事が出来ました。これを含め2枚しか知りませんが、tkさんの所でも2枚のみのようなので、これで完結かな!?DON COVAYの制作によるクック・マナーのバラード。ディープ・ファンだったら文句の付けようもない程素晴らしい!!ところで、これもDJ盤ですが、マルチ・カラー。tkさんのとはデザインも違うようですが、やはりプレス工場の違いか何かでしょうか!?
その768話。NYから。
LARRY HALE - Shout And Do The Duck /Organ Shout And Do The Duck (Columbia 4-43513)
先日予告したLARRY HALEのColumbia盤。クック調という意味では先のU.A.盤ですが、抑えをすべて解き放ったかのような勢いの良さでこのお皿も光っています。LARRYのもう一つも魅力満開といった趣が兎に角素晴らしい。聴いた瞬間脳天からビビビと来ました。裏はオルガン・グルーヴによるインスト。
その769話。南部から。
LEE WEBBER - Party Time /Good Day Sunshine (Chess 2056)
今日のはFame録音。大レーベルのChess、しかもFame録音でこれまで殆ど知られてないって事は白人だろうか?ハッキリしませんが、表はDAN PENNのペンにより、裏がレノン&マッカートニー、、う〜ん、益々怪しい。しかし、このシンガー自体はピケットをも思わせる熱〜いものを持ってます。どなたかご存知でしたら情報求む!
その770話。南部から。
CHUCK BROOKS - Loneliness (Is A Friend of Mine) /Baby Please Don't Set Me Free (Mercury 358)
以前デビュー盤となるAGP盤を紹介しましたが、これは2作目となる72年作。さすが、後にHOMER BANKSとコンビを組み、制作に長けた人だけあって、当時の世相を反映させて、72年の南部作品としてはモダンとも取れる作りです。いやこれはMalaco Productionとアレンジに当たっているWARDELL QUEZERQUEの影響もあっての事かも知れません。一瞬ディープというより良質のグループ・ソウルを聴いているという錯覚さえ感じます。それが良し悪しの判断の分かれる所とも言えるかも知れませんが、私は好きです。裏はファンキー・ナンバーで悪くはありませんが、曲の魅力に若干欠ける。
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