CLARENCE CARTER - Tell Daddy /I Stayed Away Too Long (Fame 1010)
これも一応、Not Onで、Fameでのデビューを飾ったお皿です。ETTA JAMESのヒット作「Tell
Mama」の原型となる「Tell Daddy」。パンチ力のあるETTAに全く引けを取ってない勢いと迫力がありますね。裏のバラードも悪くないが、この良さが薄れるので、ここはこの熱いジャンプのみを聴いてください。
その981話。南部から。
LARRY CAPPEL - River Of Soul (Pt.1) /Hush, Hush (RCA Victor 47-9088)
これは直球とは言えないがNAOYAさんは持ってるハズだからまぁいいでしょう!?ここには何度も登場しているLARRY
HALE、改名しての一作。前作でも見せていたクック風味はやや後退しているが、その分、少しゴスペルチックな部分が出たディープ・バラード。裏のミディアムも含め、相変わらず快調なシンギングで、安定感があります。
その982話。NYから。
CLARENCE MURRAY - Baby, You Got It /One More Chance (SSS Int. 730)
MICKEYとは兄弟のCLARENCE。個人的にはMICKEY以上に好きです。この脂の乗ったミディアム。ん〜、正に良質なマグロのようですな。それ以上に好きなのが裏のビート・バラード。ダイナミックな歌いまわしは包み込まれるような安心感を覚えます。なんでこの人はLP出せなかったんだろ。。。
その983話。NYから。
JEB STUART - All Por Love /Are You Ever Coming Back (Youngstown 5002)
これもNAOYAさんは安心して見ていられる事でしょう。忘年会行きからは外れたのでこちらに載せます。忘年会にはもう1枚の方がノミネートされました。(おっと口がすべった、わはは)このレーベルの他の作品みたいに特長あるGoldwaxサウンドは出てきませんね。Goldwax録音じゃないのかな!?ディープ・ソウル前夜のアーリー・ソウルですが、時々力んだ辺りにその兆候は現れています。特に裏のミディアムが良いです。
その984話。南部から。
NEAL KIMBLE - I Consider myself Lucky /You Sure Got A Funny Way (Venture
631)
JABもMaverickもVentureでのもう1枚も既に出したと思うが、これはまだだったと思う。西海岸のブランド系シンガーで、そのシンギングはずっしりと重い。半分くらいはブルース系の作品ですが、先に挙げた3枚とこの
Venture盤はソウル・ファンなら絶対ですね。この重量感のあるバラードも彼ならではのもの。ここでも裏はブルースです。
その985話。西海岸から。
LENNY DEXTER - Let's Do It Again/Move On (Tenacious 433)
情報は殆どありませんが、73年産の70'Sソウル。この苦味ばしった声で苦しそうに歌うのが実にソウルフル。こういう声のシンガーはもろ私好み。裏はバラードですが、このダンサーにこそ、彼の魅力が全開となっている。
その986話。地域は??。
CRYSTAL IMAGE - Gonna Have A Good Time/Inst. (\ Chains 7020)
WILLIE LESTER & RODNEY
BROWN(元MODULATIONS)が曲作りとプロデュースに当たった76年の作品。これ1枚しか作品はないと思うが、まさか彼等自身じゃないよね!?曲調もよく聴けば、彼等のアルバムの1曲目のような雰囲気じゃないの。ファルセットは出て来ませんが。謎は取っておいて、さてこの曲。ファンキッシュ・ストロング・ダンサーでヴォーカルもグレート。バラード期待の昔なら無視しちゃってますが、今なら充分過ぎるほどイケる。
その987話。ワシントンD.C.から。
THE REFLECTIONS - I'm Gonna Let You Go This Time/Boogie City (RCA Victor
11409)12"
師走の慌しさを感じて来ましたので、毎年の年末恒例行事を行います。そう、REFLECTIONSのこの曲で今年1年の心の垢を洗い落とします。う〜ん、何度聴いてもこの曲を聴くと心が洗われるようです。いよいよ明日は忘年会、1年の漁果を披露して、今年1年を振り返る時期が来ました。明日は私も楽しみにしていますので、美酒に酔いしれましょう。
その988話。NYから。
GORGEOUS GEORGE - Now I Believe/Will You Love Me (Neptune 125)
NAOYAさんからおねだりをされつつもお預けを食らわせていた謎のGORGEOUS
GEORGEによる1枚。皆さんのご意見は他のGORGEOUS
GEORGEに比べこちらは歌が上手すぎるとの見解で別人との物言いが付きました。家に帰って早速Stax盤と聴き比べましたが、「う〜ん、確かに」。GORGEOUSってもっと歌は下手で、声の艶もこんなにありませんね。それはさて置きこのGORGEOUS2号、中々のものだと思います。この躍動感、ほのかに香るサム・クック、思わず胸が高揚してしまいます。
その989話。NYから。
THE OHIO
PLAYERS -
Here Today And Gone Tomorrow
/Bad Bargain (Capitol
2385)
今日はアリ兄ぃ捧げるとでも言えそうなナンバーを選びました。我が家に来た時に一緒に聴いた曲です。やっぱり、シングルで聴くとまた違って聴こえます。この頃のオハイオはモロにオーティスかぶれ。両面共、ディープ・ソウルと言って良い出来です。そうそう、アリ兄ぃのために1曲目のイントロに手拍子をオーバー・ダブしておきました(うそ、わはは)。また来年も宜しく。
その990話。デトロイトから。