THE THREE REASONS - Take Me Back/Just A Groove In "G" (Carnival 555)

THREE REASONSはCarnivalから2枚。もう1枚も我が家の片隅に眠っていると思うが、独断と偏見及び個人的好みではこちらに軍配。なぜならば、基本的にこのグループはウィリアム・ハート・タイプのファルセット・リードが前面に出ていますが、特にこの2枚目では後半にバリトンが出て来て、ファルセットに絡んで来るから。欲を言うとこのバリトンにもっと沢山絡んで欲しかった。でも、トータルとしてもスィート物としては良い出来です。
その951話。NY(?)から。


J.P. ROBINSON - Our Day Is Here /Keep Me Satisfied (Blue Candle 1504)

今やマイアミ・クロスオーバーのカリスマ盤となりつつあるJ.P.のBlue Candle盤。悲しいかなこれも世界のプライス・リーダー、イギリス人 の需要により恐ろしい程の価格高騰となってしまったようです。マイアミにしかあり得ないような曲調、独特の哀愁を伴いながらも躍動するリズム、J.P.のエモーショナルなシンギング、今改めて聴くとここに最上級のマイアミ・ソウルが君臨すると思えて来た。裏が若干、霞んでしまいそうですが、こちらも良いミディアム・ジャンプです。













その952話。マイアミから。


シスターズ・ラヴ - アンド・ディス・イズ・ラヴ /アー・ユー・ロンリー (A&M 107)

今日はヴィジュアル勝負!邦盤で行きます。レコード自体は皆さん、結構オリジナルでお持ちと思います。以前、KRYSTAL GENERATIONをシカゴのQUIET ELEGANCEとここで書いた憶えがありますが、西海岸なら彼女達でしょう。この時代(70年代初期)は4人組女性グループが主流となっていたようですが、結構ディープな持ち味のグループも排出されてますね。これも両面ド迫力で彼女等のベストだと思う。今年捕獲した日本盤という意味でもこれが最高峰かな!?"SOUL CITY U.S.A."に使われていた写真もこのジャケから来ているのですね。
その953話。西海岸から。


CROSS FIRE - Take Me Back/Movies Are Groovey (Virture 121674)

このお皿はtkさんがまだtkckさんだった頃に教えて頂いたもの。Virtureとしては後期の、フィリーとしては成熟された最も美味しい年代、74年の作品。メンバー構成が個人的にはこれぞ理想系。そうです、甘茶に塩昆布なのです。途中から出てくるバリトンがグイグイ押して来るたまらんナンバー。裏はインストです。
その954話。フィリーから。


JOHNNY WILLIAMS - I Made A Mistake /Baby Be Mine (Bashie 100)

JOHNNY WILLIAMSというシンガーは何人もいて、自分自身も訳が分からなかったのですが、2005年の4月にその辺りの情報を私のBBSでS.F.さんが詳しく解説してくださったので随分整理出来た。書き込みのデータは今も大切に保管しています。さて、こちらのJOHNNYは紛れもなくシカゴ〜フィリーへと渡り歩いたJOHNNYです。位置としてはTwinightの後で70年代初期。ここでは2枚出ていますが、これが1枚目です。前書きが長くなりましたが、表のミディアム、裏のジャンプ、共に抜群で彼の最も脂の乗った時代と言えると思う。
その955話。シカゴから。


JOE TEX - You Keep Her /Don't Play (Checker 1055)

JOEも60年代中頃にはRICK HALLとの出会いもあり、南部で録音しているが、その前はというとKing、ACEのR&B時代があって、Anna〜Checker〜Dialのデトロイト、シカゴ時代がある。ここに位置するChecker盤は61年、巷ではクック、J.B.が既にヒットを飛ばして世に君臨していた。大したヒットもなくそんな彼等を尻目に見ながら、JOEも新しい息吹をと考えていただろう。そんな彼の情熱を感じさせる入魂の1枚。これぞ、彼がこれまでに暖めてきたものを吐き出した後のディープ(サザン・ソウル)へとつながる幕開けじゃないかと思っています。
その956話。シカゴから。


BETTY SWANN - I'd Rather Go Blind /Today I Started Loving You Again (Atlantic 2921)

ベーシック・アイテムながらFame特集が終わってから入手した物です。Fameでこの曲(I'd Rather・・・)となればやはりシングルで持ちたくなった。NAOYAさんによればこのお皿は4種もあるとの事。これは両面共に日本編集のLPにも収録されている物です。さて、ここでのベティは一歩引いた感じで歌っている。この引きの妙味と彼女独特のカスレ気味な声が相まって、何と言うかより深い。こういう表現にもまたディープ・ソウルの底なしの奥深さを感じる。
その957話。南部から。


HERB JOHNSON - Guilty /Have You Heard (Len 1007)

Brunswickからハジけたフィリー・ノーザン「I'm So Glad」を出していたHERB JOHNSONですが、これはもっと古い作品。未だDoo-Wopも香りが存分に漂うバック・コーラス。こういうのを沢山追っ駆けるつもりはないが、偶には良いね。こういう作品が幾重にも通り過ぎて。。。やがてフィリーの名産、スウィート・ソウルが誕生して行ったんだろうなぁ。。。と感じました。
その958話。フィリーから。


FRANKIE NEWSOME - My Lucky Day -Pt.1 /Pt.2 (GWP 515)

W.B.、U.S.A.と中々良い作品を残しているFRANKIE NEWSOMEです。Sagport Pro.制作となっていてSagport盤も出ているので、そちらがオリジナルだと思います。U.S.A.とほぼ同時期の録音ですが、こちらではクック風味はなりを潜めていますが、ファンキッシュな味がオツな感じ。グレートとは言いませんが、彼のファンだったらこれも持っていたいお皿。
その959話。シカゴから。


R.B. FREEMAN - Chain Gang /Love The Best I Can (Avco 4593)

ワン&オンリーと思われるが、大辞典にも欠落しているので、良く分からない。さて、表のクック調の「Chain Gang」でまずニヤリ。これだけでも個人的にはOKですが更に裏では自作によるサザン・バラードと来るからディープ・ファンなら放っておけないのでは!?中盤以降はエンジンも暖まり、熱さも増して来る。72年産ですが、こんなディープ・ソウルあったんですね。
その960話。NYから。
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