その921話。ニューオリンズから。
EARL DANIELS - You'll Never Change /Love Is So Beautiful (Trend 1007)
大辞典で見るとこれ1枚のみで消えたマイナー・シンガー。アーリーからは少し脱却した感じと思うが、それでも何となくほんわかした感じはニューオリンズという土地柄のせいかも知れない。これももう一つ突出した個性が見られず、この後が続かなかったのも分かる気がするが、海を越えてやって来たのだから、拾い上げてやりたい。可もなく、不可もなくですが、何となくターンテーブルに乗るというタイプです。











その922話。フィリーから。
THE JAMES BOYS - The Horse /The Mule (Phil L.A. of Soul 316)
さて、今日はJESSE JAMES一派の黄金のアーリー・フィリーから。CLIFF NOBLESのLPにインストで収録されていた「The Horse」の歌入り。このヴォーカルは誰だろう!?大辞典を参照したら両面インストと書かれていた。CLIFFじゃないよね!?JESSE JAMESのグループの様だし、JESSE自身!?気になるところです。それにしても結構、力のあるヴォーカル。裏はFANTASTIC JOHNNY C.の「ホースでいこう」のこちらはインスト。
その923話。南部から。
LITTLE JOHNNY BLAIR - Momma's Gone /Easier To Say Than To Do (House of The Fox 5)
これ、裏の曲狙いで買ったんですが、良く考えたらCHARLES HODGESの変名じゃないの。。。NAOYAさんも以前「今週の・・・」で確か取り上げていましたね。CHARLES HODGES他、SAM DEESでも有名なサザン・バラードですが、そちらは後で聴いて貰うとして、まずはCalla盤とダブらない表のサザン・ジャンプから。やはり裏の名曲には適わないが、こちらもまずまず。で、裏ですがやっぱり良いね。シンガーとしてはちょっと弱い部分もあるが、それを充分にカバーして包み込むだけのバックもあって、トータルとしてのスコアが高い。
その924話。西海岸から。
Z.Z. HILL - Love Is So Good When You're Stealing It /Need You By My Side (Columbia 3-10552)
先日、ZZ HILLの70年代に出されたOn LPの中で忘れられない曲があるとここで書きましたが、この曲が正にそれです。LPをお持ちの皆さんは偶には引っ張り出して聴いてみてください。彼のベストだとは思いませんし、代表作とも言いません。70年代後半(77年)にひっそり出された好曲。そんな感じですが、70年代ならではのこの深いニュアンスに癒されるんだな。JIMMY LEWIS作ですが、私の記憶では彼はこの曲、歌ってなかったと思う。尚、On LPと言えどWLP盤はSame Flipですから、シングルで欲しい!と思われた奇特な方は気を付けて。
その925話。NYから。
LITTLE JUNIOR LEWIS - And That's All I Need /Come On Back Where You Belong (Fury 1039)
さながら良い時のSOUL STIRRERSの様。C.L. BLASTの初期、芸名による作品はそれ程聴いてないですが、これにはぶっ飛んだ。クック・スタイルを継承するかの様なゴスペルチックなシンギングなんですね。後のC.L. BLAST時代とはまた様相の違う魅力を秘めてます。やっぱり良いねぇ、この人は。今後の発掘課題がまた増えてしまった。
その926話。西海岸から。
THE NATURAL FOUR - Why Should We Stop Now /You Did This For Me (Boola-Boola 6384)
同レーベルのNATURAL FOURの初期作品は3枚あるようで、これが1番入手しやすい盤です。日本での人気も今一つのようですが、私も昔からCurtomなどの作品を聴くには聴いていましたが、あまりピンと来ないグループの一つ。このBoola-Boola盤を改めて聴いてもさして変わりませんが、かといって無視するような内容でもありません。ちゃんとコーラスしてますしね。へたくそなマイナー・グループとは一線を画していると思います。やはり、強烈なリードがいない事に起因しているかと思うのですが、それは更に難易度の高いBoola-Boolaの後2つを聴けば印象も変わるのだろうか。。。
その927話。デトロイトから。
CODY BLACK - Life Gones On /A Star was Born (Ram-Brock 2003)
やっと買い戻し出来ました、このレーベルでの2作目。昔は結構容易にあったし、Ston-RocやCapitolなどと比べるとちょっと落ちるかな。。。なんて思っていたのでした。でも、改めて聴けば、やっぱり歌えてますね。苦労したから尚更そう思える。裏はGroove Cityと同じ曲ですが、Mix違いとの事。こちらはGroove City盤で聴いた方がより有難味が感じられます。
その928話。NYから。
DANNY & THE VELAIRES - What Am I Livin' For /Same (Brent 7072)
LEWIS CLARKも出ていたNYのレーベルからで、これはLEWISの次の番号。WLPなのでS.F.盤ですが、レギュラーの裏は「Shaggie Dog」という曲らしい。LEWISも「Dog」というダンス曲を吹き込んでいたので、何となく想像は付く。Plug曲はバラードで、このDANNYさんはちょっと声質がPERCY MILEMに似てる。あれ程に凄いシンギングを期待して貰っては困るが、期待しないで聴けばそこそこイケる。最後にシャウトを一発カマす辺りも愛嬌があってイイ。
その929話。フロリダから。
WILLIAM HOWARD - Give A Helping Hand /Come To me (Cat 1998)
分裂したドラマスも長くは続かず解消され、これまでの愛称WEE GEEではなく、本名で再起を挑んだソロ一発目はマイアミで出された。彼にとって、このマイアミ録音は必ずしも成功ではなかった様に思う。特にPlugとなる「Come To me」などは彼本来のノリとは言えないし。。。LITTLE BEAVERのペンによる裏のバラード「Give A Helping・・・」の方が出来としては良いか。楽曲が若干凝り過ぎの感もあるが、まぁそこは貴重なシングル・オンリーの熱唱ですからね。大目に見ないと。
その930話。西海岸から。
BOBBY JOHN - Trouble In Mind /Shadows Of Love (Imperial 5874)
以前、Sony盤を紹介したBOBBY JOHNですが、これはIKE TURNERに引っ張られてセント・ルイス入りする前の作品。Imperialでは2枚出されており、彼のルーツ的作品といって良い。アーリーな雰囲気は拭い切れないが、熱いBOBBYの歌にやがて来るソウル時代が予感出来る。この時代の作品は鈴木さんもお好きなようで、かなり好評価されてますね。
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