その911話。西海岸から。
GENE TOONE - Every Now And Then /So Glad (Simco 30,003)
#30,002 - Love Triangleは去年の年間マイ・ベスト10入りしましたが、Simcoでの2枚目がやっと獲れました。あちらはディープな中にも若干のやさしさも感じられたが、こちらはそれを上回るストロング・ディープ。バックも出だしからいきなりテンションを上げてくれるが、GENEのシンギングとヴォーカル・コントロールがこれまた最高!!で思わず唸らされる。裏は最初のうち若干ノリが悪いなと思えるが、それを補うバックにノセられるという感じ。中盤でのブリブリ・ホーンなんかもうたまりませんな。こういうのを今後、HOT DOG!!!と呼びたいね。












その912話。シカゴから。
FRANKIE NEWSOM - Taunting Love /It's A Shame (U.S.A. 911)
サム・クック・フレィバーを塗したクロスオーバー・ダンサーのW.B.盤が印象的だったFRANKIEですが、これは年代的にはその少し前かな!?ここでのビート・バラードもクック風味があり、出来は良い。このゆったりテンポに乗るヴォーカルは夏の疲れを癒してくれるようで五感に気持ちよく響く。裏はノーザン・タイプのミディアム。バックにパーカッションが付くのはBOBBY JONESでもそうだったが、このレーベルの特徴ですね。
その913話。フィリーから。
THE AMBASSADORS - I Really Love You /I Can't Believe You Love Me (Arctic 147)
「Hot Soul News」でINVITATIONS特集をやったので、序にもう1枚、フィリーを引っ張り出して来ました。LPもあるグループですが、恥ずかしながらそのLP、持ってないのですよ。だから彼らのベスト曲は他にあるのかも知れないですね。詳しい方いましたら教えて頂きたいです。さて、これは初期フィリー・サウンドです。まだまだ、あの華麗なサウンドには遠いですが、リードが泣き節で、感情豊かに歌います。バックが素朴な分、歌で聴かせてくれます。しかし、このレーベル見るとKENNY HAMBERをつい思い出してしまうのは、私だけ!?ディープ・ファンの性(さが)ですね。
その914話。南部から。
SIR LATTIMORE BROWN - Shake And Vibrate /It's Such A Sad, Sad World (S.S.7 2575)
「Shake And・・・」は昔、Vividから出されたLPにも未収録でした。でも、これ日本盤シングル(邦題:レッツ・ゴー・シェイク)が出てるんですよねぇ。その日本盤で登場させたかったんですが、未だ入手ならず。以前、ライフさんから見せて頂きました。昔なら単なるファンキーな曲で片付けてたと思いますが、今聴くとこのファンキー・ナンバーは貴重です。それにライテモアが歌っているのですから。裏はバラードの名唱ですが、やっぱり素晴らすぃ〜ね。
その915話。セント・ルイスから。
VERNON GUY - You're Got Me /They Ain't Lovin' Ya (Teena 1703)
これは既にNAOYAさんが取り上げていたかな!?その印象はSTACY JOHNSON同様ブルージィ且つディープで気に入ったのでした。そう、彼はIKE & TINA TURNER一派のシンガーです。これもかなり若い年での録音ですが、その堂に入った歌いっぷりはお見事。掛け合いを受けるのはアイケッツのヴェネッタ・フィールズとの事です。両面とも塩っ辛くて良いね。
その916話。ノース・カロライナから。
TOBY KING - Operator /Love One Another (Cotton 1001)
Deesuからも同内容のお皿が出てますが、こちらがオリジナルのよう。ノース・カロライナといえばReflection Sound Studioで録音されています。ファンキーな作品が多いTOBY KINGですが、ここではスロー。「Operator」といえばJIMMY CONWELL関連のLIGHT DRIVERSを思い出しますが、あれとは別の曲です。歌ももう一つ上手くないし、ドラムもバタついていますが、そこはご愛嬌。擬音入り、哀愁タップリのローカル・バラードで、これが意外と胸に沁みる。レーベル名Cottonは綿花です。
その917話。南部から。
TOMMY TATE - We Don't /For The Dollar Bill (Juana 1950)
今日のは皆さんLPで結構お持ちじゃないかな!?個人的にこの曲はEDDIE GILESの「Married Lady」やC.L.BLASTの「Love Don't Feel・・・」等に並び、大好きな曲なので、LPで聴けるが、そこはシングルで聴きたい。一歩先にCONTROLLERSが同レーベルにて録音しているが、こちらの方が断然良い。曲の良さもあるが、実に味わい深い。70年以降でのマイ・フェバリットの仲間入り。
その918話。シカゴから。
THE CONSERVATIVES - Who Understands - Pt.1 /Pt.2 (Ebonic Sound 6570)
CONSERVATIVESという名のグループは他のレーベルにもあるようですが、関連は分かりません。これはシカゴのローカル・グループで、このレーベルには2枚あるよう。塩っ辛いリードが苦しそうに歌うファンキッシュ・ナンバー。二流の域は勿論、出ませんが、中々リードの声に迫力があり、結構イケます。恐らく演奏とかもやってるグループだと思いますが、コーラスも一応あって、コーラス・グループの装い。
その919話。南部(?)から。
ARTHUR PONDER - Dr.Strangelove - Pt.1 /Pt.2 (Capricorn 8004)
今日のも二流シンガーですが、無視するには欲しいので、貼ります。80年代、SIDESHOW Feat. ARTHUR PONDERで歌っていた人と同じだと思います。それは確か、ジョージアのグループだったと思うので、その辺りの人かも。その作品では、後半にワン・フレーズだけを連呼するという登場の仕方でしたが、そのワン・フレーズが結構ディープ声で、脳裏に焼きついていたので、こちらも入手してみました。同じレーベルながらOSCAR TONY JR.などと比べ物にならぬ程、チープな雰囲気のバックですが、それでも声、歌、共にサザンな雰囲気は持ってます。
その920話。テキサスから。
JOHNNY ADAMS - A Place Called Home /Spunky Onions (Pacemaker 240)
テキサスのHUEY O. MEAUXの所で録音された3枚はどれも必聴ですが、ディープ・クラッシックスとして名高い# 249 -「A Man Will Shed・・・」は既に遥か昔、登場させたと思います。# 255も名曲「Let's Them Talk」のカバーで有名。で、1枚目のこれ(# 240)は3枚の中では比較的目立たない作品と言えますが、そこはJOHNNY、きっちりとアベレージは保っています。気持ち良いテンポのミディアムで、この安定感はさすが。裏はちょっとファンキーな感じで、こちらも歌えてはいますが、曲の魅力に少し欠けます。
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