その871話。南部から。
LEE MARTELL - A Good Woman /It's Impossible To Describe (Renegade 5602)
SIR LATTIMOREの後期作品も出ているレーベルからですから恐らくナッシュビル辺りのレーベルじゃないかな!?配給元がHiと同じLondonなのでレーベル・デザインも同じものが使われています。さて、当レーベルでラティモア以外にもう1人の注目すべきシンガー、LEE MARTELL。2枚ありますが、極め付けはこの「A Good Woman」。曲調も美しくLEEも他にあまり類を見ないタイプのシンガーで聴けば聴く程に味の出るスルメ曲。LEEの憂いある歌声も素晴らしく、徐々に徐々に熱く高揚する。












その872話。フロリダから。
OTIS CLAY - All Because Of Your Love /Today My Whole World Fell (Kayvette 5130)
OTIS CLAY、マイアミ・リズムに乗る。ディープ・ファンから見ると評価は分かりませんが、マイアミ好きな私としては結構好き。特に今のような暑い季節にはピッタリだね。まぁ、このクラスのシンガーが歌うのだから安全パイというか安心して聴いていられます。OTISとしては異色かも知れませんが、こういう試みも悪くないね。裏はちょっと凝り過ぎな感じで良くない。
その873話。南部から。
POWER - Play It Again, Sam /Inst. (Malaco 1204)12"
タイトルにSAMの名を見つけて昔、買ったんだよね。でも、SAM COOKEとは関係なさそうです。内容は有名曲のオンパレードという趣向のメドレー。12寸だから長〜いゾ、最後まで聴けるかな!?馴染みのあるフレーズに思わずニヤリとさせられます。歌っているグループ(バンド!?)も意外と実力者揃いなのに驚かされる。
その874話。フロリダ(?)から。
MR PERCOLATOR - Got A Thing For You Baby /Pr.2 (Wax-Wel 002)
別名PERK BADGERのMR PERCOLATOR名義、2枚目捕獲しました。このレーベルには3枚あり、あと1枚が残っています。ここでは、J.B.スタイルのファンク・ナンバー。芸名からすれば、こういう曲はありだよね。やはり彼のアイドルの中にはJ.B.もいたようです。他で見せるディープ・バラードも良いが、この手の曲も暑い時により熱くって感じで結構イケます。
その875話。西海岸から。
DANNY MONDAY - Baby, Without You /Good Taste Of love (Modern 1025)
今日のはノーザン。以前、鈴木さんが"STUDIO VOICE"でのノーザン特集でも取り上げていたお皿。打楽器のように吹かれたホーンのイントロからして勢いの良さを感じるが、このシンガー、DANNY MONDAYも中々ディープ気質な良い声してます。デトロイトとはまた違ったノリのノーザン・ジャンプ。裏は若干テンポを落としたミディアムですが、こちらも良い出来です。
その876話。も一つ西海岸から。
JAKCKIE LEE - ザ・ダック(The Duck) /Let Your Conscience Be Your Guide (Fontana 1052)日
もう一発、ノーザンで行きます。BOB & EARLの片割れEARLの方ね。この時代(65年前後)はデュオが解消されていた訳ではないが、お互いにソロ作に意欲を燃やしていたようだ。踊りの歴史に詳しい人ならご存知と思うが当時、ダック・ダンスが流行り日本にも上陸。JACKIE LEEの作品はそんな題材の筆頭だったのだろう。他にもWILLIE HUTCHなども「ヨチヨチ・ダック」という邦題のお皿を出している。さて、私のノーザンの良し悪しを決めるポイントとして、勢いがあるか、音が生きているか。。。という点で聴いていますが、これは勿論、その基準に達しています。邦盤のライナーを書いているのは、先日話題となった現日テレ社長の亀淵氏である。
その877話。南部から。
LEE MITCHELL - The Economy /Is It You or Is It I (Roll 0001)
先日、Full Speed盤を紹介したLEE MICHELL、75年のマイナーからです。ラベル・インフォにはRecorded of Sound Of Birminghamとあるので、アラバマ産だと分かる。出て来る音も70'Sらしいサウンドになっていますが、LEEは相変わらず良い。いや、かなり良い。少しかすれ気味に苦しそうに歌うところがディープ、しかもかなり伸びやかにイキイキと歌われる様が何ともたまらない。裏は裏で更に良い。グレート・ダブルです。
その878話。南部から。
THE SEQUINS - I've Got To Overcome /Hey Romeo (Gold Star 101)
シカゴのCrajon傘下から、所謂、外注Hiサウンドです。プロデュースはCrajon側で、そしてアレンジをWILLIE MITCHELLに託してのレコーディング。よって、曲調自体は若干Hiサウンドらしからぬ感じもするが、楽器類の奏でる音を聞くとやっぱりHiだなと感じます。この女性グループもHiに在籍してるような南部色はなく、若干スムーズで都会的。個人的にはもう少し重さがあると良いなと思いますが、ここは半分Hiサウンドというブレンドの妙を楽しんでください。裏はディープ・ファンにはちとキツイ。
その879話。南部から。
SAM DEES - I'm So Very Glad /Claim Jumping (Clintone 010)
鉄は熱いうちに打て!。。。ではないですが、ちょっとマイ・ブーム。先日、"Hot Soul News"でも話題に挙がったSAM DEESです。これはAtlanticのLPにも含まれている。。。とばかり思ってましたが、「I'm So・・・」はNot Onだったのですね。気付きませんでした。Atlanticでは見事なメローネスな世界を披露してくれてましたが、「I'm So・・・」なども多少そんな予感を今、改めて聴くと感じます。「Claim Jumping」は昔から好きな曲。こちらはLPの中では浮いているというか、MoonsongでBILL BRANDONに歌わせていたようなジャンプ感覚ですね。
Re: SAM DEESのこのシングルちょっと前に入手しましたが、この「I'M SO VERY GLAD」の方はSAM DEESの歌じゃないらしいですね。
SAMが歌っているのはATLANTIC-2937だということ。鈴木さんの「SOUL CITY U.S.A.」に書いてありました。

Re: そのクリントン盤は002として発売されているフェーズ・4のものが手違いでプレスされたらしいです。
僕はサムのアトランティック盤のI'M SO VERY GLADを持ってますが、全然中身違います。
因みに細かい話でフェーズ・4のはタイトルI'M SO GLAD

わはは、そうでしたか。。。勉強不足ですみません。
何か雰囲気が違うような気がしたのはその為だったのか。。。
その880話。西海岸から。
JAMES GADSON - Got To Find My Baby /Let The Feeling Belong (Cream 1014)
L.A.のHi傘下の子会社、Creamから。JAMES GADSONはシンガーと言うよりもドラマーとして有名な人。70年代はWATTS 103 ST. BANDに在籍していた人。これは彼がシンガーとしてチャレンジした72年の意欲作。本職でないながらもこれは70'Sソウルとしては中々良く出来たものだと思う。グループ・ファンにも受けるんじゃないかな!?黒っぽいHiとはまた違った、70年代の西海岸ならではのクリーム色したメロウ・ソウル。裏は凝り過ぎで曲がちょっと難解。
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