その831話。シカゴから。
LEE MITCHELL - Best Shot /So Called Friends (Full Speed Ahead 7711-10/11)
Musicor盤でお馴染みのディープ・シンガーLEE MITCHELL。そちらはコンピCD"When A Man Cries"にも収録されてましたね。こちらは77年のずっと後の録音。70'Sを思わせるサウンドになってますが、LEEのヴォーカルは快調。曲がちょっと一本調子で単調ですが、この危うい年代にしてはディスコっぽい嫌な方向に行っておらず、一安心。自己のスタイルで歌ってます。















その832話。オハイオから。
SWEET "D" - I've Paid /You've Got A Love (Fraternity 3409)
ALBERT WASHINGTONも出していたオハイオのレーベルから謎のシンガーが歌うディープ・ソウル。これも78年という危うい時代ですが、Going My Wayを貫ぬいた(?)時代錯誤な作品です。両面共にバックは若干ブルージィな色合いを持ってますが、ブルースにはならず、ソウルになっているところが嬉しい。両面共に出来は良く、またこの芸名にも反してスウィートな色もない。何でこの名前なんだろう!?
その833話。アラバマから。
SAM MOULTRIE - Funky Jerk /The Promised Land (Roulette 7038)
ソング・ライトやアレンジにDAN BLRANTLEYが絡んでいる事からアラバマと判断した。SAM MOULTRIE自身は3枚のシングルがあり、これが69年の1枚目。他にSouthbound、Warrenといったレーベルからレコードを出しています。裏のオーソドックスなミディアムも悪くはないが、やはりここでの主役ほ表のファンキー・ナンバーでしょう!?声も良いし、この緊迫感のあるサケツミ・ソウル。個人的にもこういうキレのあるファンキー・ナンバーは無条件にOK出しちゃいます。
その833話。南部から。
TONY BORDERS - Gentle On My Mind /Polly Wally (Revue 11054)
QUINVY録音のTONY BORDERSはもう日本では揺るぎない知名度があるので今更、気恥ずかしい気もしますが、やはり永遠に色褪せないサザン・ソウルの金字塔だと思います。表のスロー「Gentle On My Mind」は他に較べ、曲調に若干ディープ度が薄いと言われる方もいましょうが、私はスローとしては個人的に大好き。この徐々に徐々に、クライマックに向かって、緩やかな盛り上がりを持続させていく感じがたまりません。そして、裏は問答無用の傑作ジャンプ。これで文句があるなら何時でも金網デスマッチ(もう死語!?)に応じますゾ!
その835話。南部から続きます。
OTIS CLAY - You Don't Miss Your Water /She's About Mover (Cotillion 44001)
WILLIAM BELL作のこの曲は誰が歌ってもグレイトな出来になりそうですが、OTIS (CLAY)が歌うのだから、またRICK HALLの所で録ったのだから名作になり得ない訳がない。聴き慣れたこの曲の展開はもう最初から最後まで分かり切ってはいるが、やはりお皿を回せばガツーンと胸に響きますね!!
その836話。NYから。
RONNIE MITCHELL - A Man Ain't No Stronger Than His Heart /Hang Loose (Spectrum 104)
tkさんの特集でお馴染み、HOAGY LANDSも歌っていた「A Man Ain't・・・」のオリジナル録音です。HOAGYよりもゆるいテンポで歌われていますが、このテンポ故の深〜い世界が表現されていて素晴らしい出来。静かに展開されながらもクライマックスでの盛上げもさすがです。裏はギアを切り替えて熱く迫るナイス・ジャンプ。グレート・ダブルです。
その837話。フィリーから。
CLARENCE WILLIAMS - Love Me /Royal Queen (Chancellor 1118)
アーリー・フィリーですが、日本では殆ど人気がないかと思います。まだDoo-Wop臭残るスタイルですが、CLARENCEのヴォーカルは甘さも含みながらも力強い。他にThrone、Tinaといったレーベルで出ているようですが、この感じならもう少し聴いてみたい。
その838話。NYから。
LARRY BANKS - Will You Wait Pt.1 /Pt.2 (Select 772)
先日、NAOYAさんの貼り付けていた人(Spring盤)。NAOYAさんとアリバドさんの助言もあって、気に入っていたお皿がSelect盤だって事が判明しました。そして、タイムリーに入手のチャンスも回って来ました。BESSIE BANKSという女性歌手の旦那なんですね、この人。この強烈なシンギングはアーリー・ソウルの中にあって、凄まじいインパクト。良いです、この曲。
その839話。シカゴから。
SAM SCOTT - A Change Is Gonna Come /Down-Hearted Blues (Okeh 4-7258)
名の通り、クック系です。声や唱法まで似ている訳ではないので、クック・フォローワーと言った方が良いかな。これしか知りませんが、裏を聴く限りR&Bジャンプなので、古いタイプの歌手だと思います。中々のシルキー・ヴォイスですが曲の良さに助けられている感もあります。マイナーなクック・フォローワーという事で私のターゲットとなりました。
その840話。NYから。
PETE COOKE - Little Darlin' /I Won't Cry (Dimension 1037)
Boot発覚事件以来、正規盤探索の旅に出ておりましたがWLP盤を無事に捕獲して戻ってまいりました。これもクック系、しかも黒くて超強力なグレート・ダブル。誰にも文句は言わせませんゾ!この熱いノリ、なりふり構わぬシンギング。私のクック系コレクションの中においても間違いなく、かなりの上位にランクされるであろう1枚となります。
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