その821話。南部から。
EDDIE HOUSTON - I Won't Be The Last To Cry /Love Sure Is A Powerful Thing (Capitol 2397)
EDDIE HOUSTON - That's How much /I Can't Go Wrong (Capitol 2170)
EDDIE HOUSTONのMalaco録音となるCapitolの2枚が揃いましたので、取り上げます。この頃のマラコ・サウンドは80年代のあのわざとらしさがなく、バックも結構素晴らしいものがあります。EDDIEのこの2枚もその絶頂期に録られたものとして、ずっと気に留めておりました。2枚のそれぞれにに配されたバラードを貼り付けます。ナレーションも絡め実に丁寧に歌われた「I Won't Be・・・」、心に沁みます。「That's How much」は聴くたびにいつもJAMES CARRをチラリと思い起こさせてくれます。両盤の裏もそれぞれゴキゲンなジャンプとミディアムで、出来は良いです。
その822話。更に南部から。



















Z.Z. HILL - (Home Just Ain't Home At) Suppertime /It's A Hang-Up Baby (Atlantic 26599)
これ以前、アリバドさんが取り上げていませんでしたか!?Quinvy録音と聴けばディープ・ファンは胸の鼓動も高鳴るでしょう。ギターの音色はクラレンス・ネルソン?ジックリと歌われたこのバラードは実に味わい深い、しかも曲も良い。あまり話題となってないようですが、拾い物の1枚でした。
その823話。南部で続きます。
WILLIE ROGERS - I Want To Thank You /My love Keeps Growing Stronger (Ronn 67)
WILLIE ROGERSはゆたかくんが上半期Best 5に挙げてましたね。あのお皿じゃなくて、こっちはさほどクックっぽくないヤツ。これが彼のスタイルとも言えるかな!?「I Wanna Thank You」はDANNY WOODSも同じような表題の曲を歌ってましたが別で、こちらはWILLIE自作の曲。SOUL STIRRERSのリードを務めながらも一番影の薄いWILLIE。他の歴代名シンガーに比べ、線の細さは否めないが、彼独自のしなやかさは他にない持ち味ですね。裏のミディアム〜ジャンプも悪くない。Ronnの後が続かなかったのはやはり強烈にアピールする何かが足りなかったのか。。。。
JOE WILSON - Let A Broken Heart Come In /Your Love Is Sweet (Dynamo 149)
WADELL QUEZERGUEの元で録ったマラコ録音。Dynamoでの2枚目です。表の「Your Love Is・・・」はタイトルに反してちょっと単調なファンキー・ナンバー。出来の良いのはむしろ裏の方です。一見淡々と歌っているように見えて、力の出し入れが絶妙とも言えるミディアム〜ジャンプで、これぞJOEの本領発揮と言えるでしょう。世紀の名盤CD、「When A Man Cries」で聴けますが、やはりシングルで聴きたい曲。
その825話。ルイジアナから。
その824話。今日も南部攻勢。
WARREN LEE - A Lady /Mama Said We Can't (Deesu 302)
何度も振られ続けて、やっとコインの美女が微笑んでくれました。その昔、桜井ゆたか氏監修のコンピ盤にて、纏まった形でLP化されたものの、このWARRENのベストとなる「A Lady」のみ外されガッカリした方も多いと聞きます。また、あの方の悪い癖が。。。という声も聞きましたが、今となったら見方も変り、コレクター的楽しみを取っておいてくれたと認識出来ます(笑)。少し盛り上がりに欠けるきらいもありますが、バックといい、WARRENのシンギングといい、待った甲斐が報われるひと時です。
その826話。シカゴから。
MICKEY, LARRY & THE EXCITERS - You Don't Know What You Mean To Me /Standerd In The Middle of No Place (Twinight 119)
レーベルから判断してシカゴと書いたが、ひょっとしたら南部録音かも知れない。曲を提供しているのが、EDDIE FLOYD - STEVE CROPPERであるので、南部との何らかの関係もあったように思えるし、もしくはStaxサウンドに触発されていたのかも知れない。要はこのグループの情報を何も持ち合わせていないのです。曲もシカゴ風というより、南部風に料理されたノリノリのジャンプとサム&ディヴ風なバラードのカップ・リング。デュオ・スタイルにバンドが付いたというのが、このグループの正体だろう。
その827話。フロリダから。
FREDDY HENRY - Tryin' To Live My Life Without You /Tell Her (TK 1045)
81年の作品ですが、サウンドは70'Sを引き摺っていると言って良いでしょう。フロリダVSメンフィスのコラボによる制作。WILLIE MITCHELLがホーン・アレンジメントを請負っています。曲はOTIS CLAYで有名な「邦題:愛なき世界で」です。FREDDY HENRYについてはこれ1枚しか知りませんが、OTISにほぼ忠実にカバーしています。失恋ソングですが、心なしかフロリダらしい明るい日差しのようなノリを感じます。
その828話。南部から。
C.L. BLAST - Love Is Good /Two Time One Is Two (Crestown 1000)
ひつこく、ちょっと前に出たMalaco関連から。これもWARDELL QUEZERGUEの前面協力を得て作られた曲。おそらくマラコ・サウンド・スタジオで録られたものだと思います。Juanaのような鮮やかな傑作とは行きませんが、熱っぽいく、力強いC.L.の歌唱は健在です。大辞典ではAtlanticの次、Unitedの後という位置づけになってます。
その829話。南部から。
JIMMY CHURCH - You've Got Me /Twinkle (Sound Stage 7 2580)
JIMMYのこのレーベルでの2枚目。Vividで編集されたのは1枚目と未発表曲だったので、この2枚目は紹介されてませんでしたよね!?かなりシンプルなバックに乗って展開されるスローで、バックに色彩がない分、JIMMYのヴォーカルが味わい深く、胸に沁み込む。ジミー(地味)ですが良いです。裏もスローですが、もう一つ曲調がソウルっぽくありません。しかし、ヴォーカル面でのJIMMYの深さはこちらでも味わえます。
その830話。NYから。
THE WEBS - Keep Your Love Strong /Let's Party (Atlantic 2415)
以前Popside盤を紹介しましたが、同じグループだと思います。この曲はその昔、日本盤ディープ系コンピ、「A Touch of Soul Vol.1」にて収録されてましたので、キャリアのある方なら耳にされている事でしょう。ストロング・リードが通して歌う中、サポートするバック・コーラスもバツグンで、グループ物のディープ・ソウルとしてはピカ一の出来だと思います。また、このリードが醸しだすサッド・フィーリングは素晴らしく胸を掻き毟られる思いです。裏もストロング・スタイルのノーザン・ダンサー。
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