その801話。 南部から。
CHUCK BROOKS - You Can't Be In Two Places At The Same Time /Behind Closed Doors (Chimneyille 1777)
CHUCK BROOKSを追っ駆けているような奇特な人は私以外にいないかも知れないが、小懲りもなく続けます。「千夜一夜 770話」にも登場しています。70年代に歌い始めて、80年代には歌手業から足を洗い、HOMER BANKSとコンビで制作側に回ってしまうので、まぁ、どれもヒットにはつながらなかったんでしょうね!?しかし、レコードの内容はどれも水準以上で、無視出来ない。これはVoltの後にあたる73年の作品。この頃のマラコの音は当時としては時代に遅れ気味であったかも知れないが、今聴くと非常に良いね。ディープ・ソウルの良心ここにあり。裏はミディアム・アップのファンキー・ナンバー。曲がもうチョット良かったらなぁってところです。
その802話。 デトロイトから。
















SONNY ALLEN - Your Love Was So Wonderful /Inst. (Hit Pack 42747)
同レーベルにはJOE WOODSがあるが、こちらも揃えないと片手落ちでしょう。MIKE TERRYがアレンジに当たっているこのビート・バラードはディープ・ファンのハートを鷲掴みしてくれる事、間違いなし。SONNYは重厚で塩っ辛いタイプのシンガーで、それだけでも天性の魅力に満ちているが、ツボを押さえて歌ってくれるのだからタマラない。これだけの実力があるのだから他にもありそうだが、恐らくJOE WOODS同様、1枚で消えてしまったのが、何ともほしい。
その803話。 シカゴから。
JOHNNY SAILS - Don't Turn Your Back On Me /You Told A Lie (Mar-V-Lus 6000)
初心の頃に受けた衝撃という点では、このJOHNNY SAILSも個人的には多大な影響を受けている。P-Vineから出た彼のLPの最初に収録されていた曲。針を落とした途端、この圧倒的とも言える強烈な彼のシンギングにぶっ飛んだ。シングルも持ってましたが、コンディションの良い物に最近また買い直した。これも手元に置いておきたい座右の1枚である。
その804話。デトロイトから。
TYRONE EDWARDS - Can't Get Enough Of You /You Took Me From World Outside (Invictus 1269)
これはMotown以外のデトロイト・ソウルで衝撃を受けた最初の1枚じゃないかな!?厳密に言うとVividから出されたInvictusのコンピの頭に入っていた2曲。当時、多分に漏れずサザンを中心に聴いていたのだが、これにはガツーーーンとやられた。デトロイト(ノーザン)のバネの効いたリズム、こんなに生きた音がここにもあったのか、、、と。ここから、私のデトロイトへの扉は開かれた訳です。
その805話。 シカゴから。
THE SOUL STIRRERS - Wonderful /Father Along (Specialty 892)
今日はサムとの新たな出会いとなったこの曲。これを聴く前に勿論、「You Send Me」や「Wonderful World」といった有名な曲は何度も耳にしていたと思います。しかし、この曲で初めてサムのより、黒い部分というか、ディープな側面を垣間見た。勿論、他のゴスペル・グループも聴いてはいたが、やはりサムが歌うと、メロディアスで、弾む感じを受ける。日曜日の朝の一発目にこれを(右のVivid盤、LPで)爆音で良く聴いていたのを思い出す。尚、裏の曲はNot Onです。一聴の価値あり。ところで、今気付いたが、LPのライナーを書いてるのはいつもの鈴木さんじゃなく、レココンでお世話になっている、もう1人のY氏じゃないの。
その806話。 NYから。
DRAMATICS - No Rebate On Love /Feel It (Mainstream 5571)
今日はグループ物シングルの出発点。勿論、LP単位では既に色々聴いていたと思いますが、グループ物、しかもシングルで聴いて最初にガツンと来たのはコレじゃないかな!?もう1枚のDRAMATIC EXPERIENCE名義と一緒に買いました。所謂、偽ドラマスですが、裁判で負けたから賊軍扱いですが、WEE GEEがいるから、以前のドラマスと比べても遜色ないでしょう。今、聴いても素晴らしいグレート・ダブルですねぇ。くうぅぅぅぅ。。。。涙がチョチョ切れるぜ。
その807話。 南部から。
SPENCER WIGGINS - I'd Rather Go Blind /Double Lovin' (Fame 1470)
今では当たり前なお皿ですが、駆け出しの頃、夢のお皿でした。当時、KENNY HAMBERだってまだ1万円もしない頃、これは某リストで3800円を付けていた。しかし、それでもその時に買えませんでした。まだ、海外から直に買うなんて人も少なかった時代ですから、ある程度の枚数が入って来て、それを熾烈に争っていたんでしょうね。中々私の順番が回って来ず、お預けって事も相乗効果となってましたが、兎に角この曲、クラレンス・カーター、ベティ・スワン、エタ・ジェームスと有名どころが歌っていた名曲をSPENCERが歌っていたことに感激、しかも最も出来が良い(と当時思いました)。更にVividのLPで聴けぬNot On。やっぱり、ソウルはシングルかぁ。。。と思い知らされた1枚であります。
その808話。 南部から。
JIM COLEMAN - Cloudy Days /If Don't Seem Like You Love Me (Sir-Rah 502)
Sir-Rahはデトロイトでしたよね!?でもコレは有名なHi録音。私も皆さん同様、長い間Revue盤にてガマンの日々が続きましたが、つい最近、やっとオリジナルのSir-Rah盤が届きました。今更ですが、う〜ん。。。文句なく、素晴らしい。聞き比べてませんが、Revue盤よりも音が厚く感じますが、気の性か!??多少コンディションが悪くとも、オリジナルで聴けて、至福の喜びを感じます。
その809話。 西海岸から。
GEORGE FREEMAN - Come To Me /You Guessed It (Valiant 6036)
昔、ペーパー・リストで買ってた時代はGEORGE FREEMANなんて、容易に買えませんでした。Shout、Okeh、Epic辺りがまず目標で、Valiant盤なんて、あまり日本に入って来てなかったんじゃないかな!?未だコンプリートは達成出来ていませんが、全部揃えたいと思っていた(まだ思っている)人。情報も乏しく、未知の世界だったValiantもネット時代が到来してから少しづつ、その正体も確認出来た次第です。ここでは、 バックは多少ポピュラーぽいですが、ほのかにクック入っていてやはり良い。好きだな、この人。持ってない同レーベルのあと1枚が高嶺(値)の花。NAOYAさん、お持ちでしたよね?羨ましい!!
その810話。 NYから。
GABLE REED - Who's Been Warming My Oven /Same (Minaret 151)
Shelby Singleton制作のNY産。旧R&B INDIES(最近4巻に増強されて新刊が出たんですね)のリスティングでもDJのSame Flipしか確認出来ておらず、レギュラー盤の所在は謎です。取り立てて名曲という香りは漂って来ないが、この無名シンガーがカバーするこの曲はジェームス・カー、スペンサー・ウィギンス、アール・ゲィンズそしてデヴィッド・シーというそうそうたる名シンガー達が歌っている隠れた(?)スタンダード・ナンバーなんです。較べて聴いてはいけませんが、このGABEもファンキッシュに中々イキイキと仕上げています。尚、この人がカバーしている事も鈴木さんの調べは付いていて、"SOUL CITY U.S.A."DADID SEAの項に記載されています。
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